2016年4月より、佐藤可士和氏率いる株式会社サムライ のメンバーとして活動していくことになりました。>「ご挨拶とご報告」

Futakotamagawa station bldg. dental clinic

Category: interior, medical — Posted by SA at June 2, 2010

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二子玉川再開発、バーズモールにあるデンタルクリニック。オープンカウンターのキッチンのような技工スペースをプランの中心とすることで、診療技術への安心感を可視化させる、透明性の高い空間を目指しました。


「人間は見られる事によって成長する」打合せ時、施主が発したこの言葉がプロジェクト起点となりました。通常歯科医院では、使用頻度が高いが故どうしても乱雑になってしまう技工室を、患者からは見えにくく、スタッフは使いやすい場所にレイアウトするのが基本的なプラニングです。しかし、今回は施主の信条をオペレーション上無理なく実現する為に、待合いから受付、一般施術エリアまでが仕切りのない一室空間とし、その中心にオープンキッチンの用な技工スペースを設置しました。
患者にとってはスタッフの動きが可視化されることによる透明性が安心感に繋がり、また、スタッフにとっては技工作業をしながら他のスタッフ、患者の状況等を視認できることで、より効率的なオペレーションが可能になりました。
カウンセリングスペースや特別診療室も、ファアサードのガラスごしに視認することができ、「見られる事」による施術の丁寧さと信頼性のアナウンス効果をサポートしています。

一方で透明性ある空間がプライバシーや落ち着きという側面からマイナスに働く事を防ぐため、クリニック全体を水槽に見立て、魚が障害物の陰に隠れることで安心感を得るようなイメージで、角を削って自然を模した4種の木目のオブジェクトを丁寧に設置しました。心理的な拠り所となる木目のボリュームが視線をコントロールすることで、安心感のあるラウンジのような空間となっています。

ガラスのフィルム、壁の白色、天井の間接照明にブルーを配色したのは水へのオマージュ。水のもつクリーンなイメージと空間のデザインコンセプトを一致させています。
待合いのベンチの上にディスプレイされるのは歯形の白い石工モデル。デンタルクリニックのアイコンとして、もっとも解りやすいオブジェクトをガラス面に浮遊させています。椅子/什器もオリジナルデザインです。

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credit
client:futakotamagawa station building dental clinic
location:kanagawa
pm:tokyu-homes
interior design:a-study
lighting design:ai sohara(ushio spex)
construction:tokyu-homes / opus design studio
photograph:yasushi nagai